2009年07月17日
骸骨寺にて

先日、お友達と骸骨寺に行って参りました!
なんと家のすぐ近く、中心街に出るときに必ず通る道筋にあったのです。
いつも横目で眺めて通り過ぎる教会が「骸骨寺」だったとはぜーんぜん、知らなかったのでありました。
小さな礼拝堂のとなりに、これまた小さな小さなお堂。このお堂にぎっしり骸骨君たちが・・・。
しかーし、実は私けっこう感動してしまいました。 気味が悪いというよりも、美しいと思ってしまいましたです。
まあしかし、この中の一骸骨になりたいとはあまり思いませんけれど@@。
アクセサリーのジャンルのひとつにスカルモチーフを多用するスタイルがあります。大概がアンティークシルバー加工を施した
お決まりのパターンでオリジナリティーを全く感じられないシロモノですが。
ターゲットは青少年男子とそれを取り巻く人々、かつて青少年であった人々。スカルモチーフが彼らになぜこんなに人気があるのか。
骸骨君たちを前にしばし考え込んでしまったのであります。うーむ・・・
有名人が身につけていてそれがブレイクした。でもそれだけではなさそう。
これら骸骨君たちはかつてはそれぞれの皮膚を持ち、髪の毛があり目がついていてそれらが首の上に乗っかっていて、つまりは
ひとりの人であったわけであります。自分では決して見ることの出来ない自分の骸骨にたいしての恐れと興味と憧憬なのか。
狩猟本能や闘争本能のなごりなのか。そして狩猟の成果を誇示して「生活能力あり」とプレゼンテーションするためなのか。
考えすぎでありましょうか^^;

上の写真はカトリック版「絵馬」だそうです。お堂の入り口に飾られていました。
これがまためちゃめちゃ美しく、もらって帰りたいくらいでした。しかしこの「絵馬」美しくレースなどつけてるけれど、ハートでしょう?つまり心臓でしょう。骸骨ズラズラ並べて心臓展示してこわいよなー。
美しくオブラート表現しちゃってるところがよけいにこわいであります。