2009年07月31日
再び・素材について

↑ツーショットであります。わはは
KAZEの島&SOLAの島のオーナー、イチローさんと少しだけお話する機会にめぐまれました。お忙しい方なのでなかなかゆっくりお話を伺うことができないのが残念なのですが、RLでもSLでもアルキテッドとしてご活躍なさっていらっしゃいます。
彼が今手がけているジャパンリゾートのリニューアルではあちこちにスカルプで作ったオブジェクトが使われています。「最近、スカルプの研究を始めたのです」と仰っていました。イチローさんにとっては新しい素材(資材?)として興味はつきないらしく、わたくしの作品に使っているスカルプ製の素材についてどういうふうに作っているのかお尋ねになられました。
わたくしはスカルプの制作はできません。ですのでリンデンがデフォルトで用意してくれたものをおとなしく使っております^^;
それとは別に、作品のメインにつかうダイヤモンドはグラフィックデザイナーの友人に依頼して特注で作っていただきました。そのダイヤを使ったときにはPOPにクレジットをいれていますので作家の名前がご覧になれるかと思います。
考え方は人それぞれですが、わたくしはRLでもインワールドでも同じスタンスでのもの作りをしたいと思っております。RLで使用する素材としてのクリスタル(インワールドではダイヤモンド)は例えばズワロブスキで仕入れたりします。
つまりインワールドでスカルプの制作から始めるということは、RLでダイヤの原石をブリリアンカットに研磨するところから始めるのと同じことのように思われ、わたくしにとってそこまでの必要性を感じることが出来ません。
もちろんそれが出来ればもっと楽しいのでしょうけれど、今のところはそれよりも、一つでも多くのネックレスをデザインすることの方に時間をかけたいと思うのであります。
だがしかし、う〜ん・・・。考えてみればRLでチェーンはチェーンやさんに発注するなあ。インワールドではわっかの一つずつから作りますねー。プリムをあれこれ工夫する楽しさもSLならではのおもしろさですよね。つまりあれです^^;スカルプまでは時間的にも技術的にも手が届かないと云ったところが正直なとこですかな。
RLではモードの流れとして、装飾品はどんどん大きくなってきています。アクセサリーパーツも大きいものが主流になってきていて、すべてにガラスビーズやクリスタルを使用するととても重くなってしまう。そこでプラスティックやアクリルが再び注目されています。
しかし重さとプライスを軽減するだけの代用品としての扱いではなく、プラスティックや樹脂だからこそ表現できる質感などがとてもおもしろく、最近かなりの割合で使っています。
わたくしのいるところは宝石貴金属ではなくいわゆるジャンクジュエリーの世界なのですが、そのなかでもプラスティックなどは軽視されていました。でもそう云う常識にとらわれるのはいけませんね。面白いものをたくさん見逃してしまう。
さて今回も、とりとめのないお話になってしまいました。それだけ素材というものがわたくしにとって大きくてむずかしくてありとあらゆる問題を投げかけてくるものなのだということです。むずかし〜><;
Posted by caran at 13:37│Comments(0)
│ものづくり
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。